ウインドアート出版公募選出作品

平岡 聖「憶いの杜」(レンタル譜)
The recall of shrine/Satoshi Hiraoka



■レンタル価格:26,000円(税抜)

■グレード:3

■演奏時間:約6分30秒

■最低必要演奏人数:29人 

サンプル音源(mp.3)

■収録CDウインドアートニューコレクションVol.8「華麗なる終焉へのオマージュ」

■楽器編成
Piccolo
Flute 1st
Flute 2nd
*Oboe
*Bassoon

Clarinet in Bb 1st
Clarinet in Bb 2nd
Clarinet in Bb 3rd
Bass Clarinet in Bb

Alto Saxophone in Eb 1st
Alto Saxophone in Eb 2nd
Tenor Saxophone in Bb
Baritone Saxophone in Eb

Trumpet in Bb 1st
Trumpet in Bb 2nd
Trumpet in Bb 3rd

Horn in F 1st & 2nd
*Horn in F 3rd & 4th

Trombone 1st
Trombone 2nd
Trombone 3rd

Euphonium
Tuba
String Bass

Percussion 1st (Timpani/Suspended Cymbal/Triangle)
Percussion 2nd (Bass Drum/Xylophone)
Percussion 3rd (Suspended Cymbal/Crash Cymbals/Glockenspiel/Shimedaiko or Snare Drum)
*Percussion 4th (Tam-tam/Bass Drum)

*Ob./Bsn./Horn in F 3rd & 4th/Perc. 4th はなくても演奏可能です。

<作品解説> 千葉県立小見川高等学校吹奏楽部創部50周年委嘱作品として作曲。千葉県北総地域( 現在の千葉県香取市、旧小見川町)に伝わる以下の史実から着想を得ている。香取神 宮・香取の海に守られるようにそこには民衆が生活していたが、小見川城主である粟 飯原氏と同族である府馬氏が周囲を治める一族を裏切り、下総に侵攻してきた外敵里 見氏に与し、里見方を手引きし、また先方として戦陣の火蓋を切った。 戦いは、敵方に与して戦う同族も多く、瞬く間に里見方に落ちていった。同族同士が 血で血を洗う戦いは6年間に渡った。小見川城から落ち延びた粟飯原氏には姫が居た。 粟飯原氏がどのような戦いに身を投じたか判然とはしないが、小見川城から少し離れ た場所に砦があり、ここに姫を祀る祠があることから、砦を築きながら香取神宮の聖 域「香取の森」へ後退していったようである。神が宿る聖域・香取神宮・香取の海、 血で血を洗う醜い争い、平和を願って死んでいった姫の祈り、失ったものの尊さ、こ れらをキーワードに、大きく3つのモチーフで構成されている。和声としては、神聖 というキーワードから、神の音程といわれる完全四度・完全五度音程の 堆積から大半の部分は成っている。また、一度は一体となっていた2つのテーマが、 反行・逆行・拡大により相反するものとなったり、人々や姫の祈りが途絶えるように 垣間見えたり、ストーリーをダイジェスト的に抽象化している。(平岡聖)

 

 

 

 


 

 

 

 

このホームページに掲載されている音源・写 真・文章の無断転用・複製などは堅くお断りします