ワシントン大学ウインドアンサンブル委嘱作品
八木澤教司 「グラティチュード・ジャーニー」〜永遠なる陸奥への想い
JOURNEY OF GRATITUDE - Caring Together with The Tohoku Region of Japan/Satoshi Yagisawa
部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」/八木澤教司
Rhapsody on Northern Thai folk song “Lum Pang”/Satoshi Yagisawa


■レンタル価格:30,000円(税別 )

■演奏時間:約7分

■グレード:4(5段階)

■演奏可能最低人数:35人

■参考音源 八木澤教司吹奏楽作品集 「夢の華 - 六甲山に咲き誇る」に収録

■作品解説
ワシントン大学ウインドアンサンブル委嘱作品。この曲はワシントン大学ウインドアンサンブル の指揮者であるティモシー・サルツマン氏のご依頼で本日のチャリティー・コンサートのために 作曲させて頂きました。サルツマン氏のご要望もありテーマは日本の人気のある観光名所である 美しき陸奥(東北地方―私の出身地でもあります)です。この陸奥はご存知のように2011年3月1 1日に起こった東日本大震災で地震だけではなく津波や放射能といった多くの被害を受けました。 現在は復興に向けて国内から海外までの多くの温かいご支援を受けながら復興に向かっています が、今もなお、地震は度々起こり緊張感が続いています。親しい音楽仲間たちがたくさん住んで いる陸奥に、私は震災後も幾度と足を運びました。被災した人々の話を伺う度に被害は想像を遥 かに超えたものと実感し、この大震災を直接音楽で描写した作品を作曲するといった軽はずみな ことは絶対にできないと心底思いました。そういった意味で今回は音楽をどのような方向に持っ て行くかとても悩みました。2012年になってからも私は陸奥に伺う機会が何度もありました。し かし震災から一年が経とうとする今日では今までとは少し異なる話題を多く耳にしました。「地 震の時は大変でしたが、以前よりも家族や仲間たちとの絆が深まったんですよ」「失ったものは 多かったですが、今まで気づかなかった小さなことにも感謝できるようになりました」と笑顔で お話されている姿を目にして、日本中が、世界中が陸奥に多くのエールを送り続けることが大切 だと改めて感じました。この作品は陸奥の美しい風景と共に、この地方に向けて多くの人たちが 心を一つにして「助け合う、感謝する」といった前向きな希望を描写した応援歌です。ワシント ン大学ウインドアンサンブルの熱き想いが華やかなサウンドと共に陸奥に届くことを願って…。 (八木澤教司)


■楽器編成

Piccolo
1st Flute
2nd Flute
1st Oboe
2nd Oboe
English Horn
1st & 2nd Bassoon
Contrabassoon

Clarinet in Eb
1st Clarinet in Bb
2nd Clarinet in Bb
3nd Clarinet in Bb
Alto Clarinet in Eb(option)
Bass Clarinet in Bb
Contrabass Clarinet in Bb(option)

Soprano Saxophone in Bb
1st Alto Saxophone in Eb
2nd Alto Saxophone in Eb
Tenor Saxophone in Bb
Baritone Saxophone in Eb

1st Trumpet in Bb
2nd Trumpet in Bb
3rd Trumpet in Bb
Flugelhorn in Bb

1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
1st Euphonium
2nd Euphonium
1st & 2nd Tuba
Contra Bass

Piano
Harp

Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Percussion 3
Percussion 4
Percussion 5

 

 


 

 

 

 

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