八木澤教司 地底都市「カッパドキア」―妖精の宿る不思議な岩
(2005年)
〜千葉吹奏楽団 創立20周年記念 委嘱作品〜

■レンタル価格:30,000円(税別 )

■演奏時間:約8分20秒

■演奏レベル(5段階)5

■演奏可能最低人数 35人

■楽器編成
Picc. / Fl.1-2/ Ob.1-2/ Bsn.1-2/E♭Cl/B♭Cl.1-3/ B.Cl./C.A.Ci./A.Sax.1-2/T.S ax./B.Sax/
Tp.1-3/Hn.1-3 /Trb.1-3/ Euph.1-2/Tuba1-2/St.Bass./
Timp./Perc.1-4

※使用打楽器
Chimes
Glockenspiel
Marimba
Vibraphone
Cymbals
Suspended Cymbal
Gong
High-hat cymbal
Snare Drum
Bass Drum T
om Tom (5)
W-chimes
Vibra-slap
Temple block (4)
Flexatone

■参考音源 CD「太陽への讃歌−大地の鼓動」に収録。CDの詳細はこちらをご参考下さい。

楽譜サンプル(PDF)

■作品解説
カッパドキアはトルコのアナトリア高原中部広がる広大な荒れ地のことで,1900年初頭,この地に広大な地下都市が発見されました。始めは単なる自然の洞窟であろうと思われていたのですが、トルコの考古学者の調査によってその存在は明らかになりました。現在,発見されている最大の地底都市では地下8階の構造を持つものもあり、当時ここに住んでいた人口は2万人近くいたと推定されています。共同炊事場,汚水処理設備,換気装置,ワイン貯蔵庫などの生活に必要なものは全て揃っていて,学校のような教育の場も設けられていました。しかも,この地底都市の驚くへき点は深さだけではなく9キロ以上も離れているカイマクル地下都市とデリンクユ地下都市は繋がっているのです。発見されている地底都市全てを換算すると地下で暮らしていた人々は9万人近くいると推定されるのです。現在でも未調査の都市もあるのでこれ以上の人口も十分予想されるものです。  多くの説,謎を秘めた地底都市ですが,考古学上の見解としては地下都市には4世紀頃ローマ帝国の迫害に追われたキリスト教徒達が住んでいたと考えられています。よってこの作品も迫害されたキリスト教徒の心情,そして妖精が宿ると言われる地上に広がる奇岩の風景を含め描写 しています。

 

 



 

 

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