新譜
八木澤教司 「公慶の悲願」- 東大寺大仏殿、再建への道
(原典版)※小編成版はこちらをご覧下さい。
The Earnest Wish of Priest Kokei-Pilgrimage for rebuilding
the Hall of Great Buddha at Nara/Satoshi YAGISAWA
■レンタル価格:32,000円(税別
)
■グレード:3+
■演奏時間:約7分30秒
■最低必要演奏人数:35人
■楽器編成
Piccolo/1st Flute /2nd Flute/Oboe/Bassoon/1st Clarinet in Bb/2nd Clarinet
in Bb /3nd Clarinet in Bb/Bass Clarinet in Bb
1st Alto Saxophone/in Eb 2nd Alto Saxophone in Eb /Tenor Saxophone in
Bb/Baritone Saxophone in Eb
1st Trumpet in Bb/2nd Trumpet in Bb/3rd Trumpet in Bb/1st & 2nd Horns
in F/ 3rd & 4th Horns in F
1st Trombone/2nd Trombone/3rd Trombone/Euphonium/Tuba/Contrabass
Timpani/Percussion 1 - 4
■参考音源CD「ウインドアートニューコレクション2012」に収録
■サンプル音源
(Mp.3)
■作品解説
奈良育英学園吹奏楽部創部50周年記念委嘱作品。2011年4月2日にやまと郡山城ホールで開催された第28回奈良育英学園吹奏楽部定期演奏会において同部顧問である廣岡圭司先生の指揮、奈良育英中学校・高等学校吹奏楽部の在校生と卒業生によって世界初演。 公慶(こうけい)(慶安元年11月15日(1648年12月29日)〜宝永2年7月12日(1705年8月30日))は江戸時代前期の日本における三論宗の僧の一人で、東大寺の大仏および大仏殿の再建に尽力した人物として知られています。公慶は永禄10年(1567年)の兵火によって大仏殿が焼失し、大仏が露座のまま雨ざらしとなっていることを嘆き大仏殿再建を決意します。江戸幕府の許可を得て「一紙半銭」をスローガンに全国に勧進を進め、様々な困難に乗り越えながらも前進していきます。公慶自身は大仏殿の落慶を見ることはなく、宝永2年(1705年)に江戸で客死しましたが、彼の行動と精神によって誰もが知る今の奈良の大仏殿が出来たのです。私はシンガポール行きの飛行機で偶然にも公慶の信念に迫るドキュメンタリー番組を見て、心より感銘を受けこの実話をテーマに選びました。今のような時代だからこそ、特に若い世代に公慶の持つエネルギーを感じ調べ、希望のある未来に向かって信念を持って進んで欲しいと願い、作曲しました。(八木澤教司)
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